YUKA使用楽器・機材紹介&メールインタビュー
YUKAのワイヤレスマイクもYUIと同じくSHURE AXT200/KSM9。
アコースティックギターはYAMAHA LS26。ヘッドにはクリップチューナーが取り付けられていた。
―YAMAHA LS26との出会いや選んだ理由・愛着の理由を教えて下さい。
YUKA:18年ほど前の全国100ヶ所をまわるライブ直前、アコギがスタンドから落ちた衝撃で真っ二つにネックが折れてしまいました。これから始まる長旅にでも耐えられるギターはということでボディーやネックの強いYAMAHAのアコギに出会いました。おかげで過酷な旅でも何の不調もなく完走することが出来ました。
LSシリーズは小さめなので体のサイズにもぴったりでしたし、何よりピックアップを通した音と生音に大きな差が無く、温かくぬくもりのある音がライブでも届けられるところが気に入っています。
―独自の調整や改造をしている部分あれば教えて下さい。
YUKA:YAMAHAさんのARTチームにメンテナンスを定期的にお願いしているので独自の調整や改造はしていませんが、握力が弱くても弾きやすいようにギリギリのラインまで弦高を下げていただいています。
―シールのデザインについて、経緯や意味合いを教えて下さい。
YUKA:アコギを始めたのはデビューした1年後でした。
デビュー当時はハンドマイクで高校生だったこともあってシンガーソングライターであることが伝わり辛い時期がありました。そこでスタッフさんたちが楽器を2人に持たせようということになりギター担当になるわけなのですが、元々エレクトーンをやっていて曲を作るのも全て鍵盤だったので、触ったこともないギターを1週間後には撮影で弾けるようにしなければいけない…そんな日々に精神的に追い詰められてしまった時に考えたのが、ファンの方から募集してアコギに名前を付けてもらったり、ハマっていたスワロフスキーでデコってみたりしてギターを嫌いになりたくないと思ったのがきっかけです。2人の天使が愛を届けるために歌をうたっているデザインになっています。
―カポやピックについても何かこだわりがあれば教えて下さい。
YUKA:カポもピックもアコギを始めた時からずっと同じもので、当時教えていただいていたギターの先生からおすすめされたものを使い続けています。
いつもライブの時は、これがあるから安心、これをしたから安心、といった風に色んな安心をたくさん身に纏ってステージに立っているので、これがあるから安心。の一つとして使い慣れたカポやピックを使っています。
『小麦色のラブソング』でYUKAが使用したのはYAMAHA 大人のピアニカP-37E BK。洗練されたデザインと演奏性を備えた大人にも楽しめるピアニカだ。
―こちらもギター同様に機材との出会いや選んだ理由や購入の経緯、サウンド面での特徴や魅力、愛着の理由などについて教えて下さい。
YUKA:RYTHEMのYouTubeチャンネルで、今までリリースしてきた70曲全てを弾き語りで毎週お届けしていた時に、この曲はピアニカがあったら良かったな〜と思うことが多々あり、ライブのために昨年購入しました。
選んだポイントはマットな黒。デザインがとにかくカッコいいです。使ってみたら音も最高に良くて、ハイの音が嫌な痛さがなくまろっとしているのにしっかり太いので、バラードもアップテンポでもどちらも出したい音が出ますし、リバーブとの相性も最高です。
マイクスタンドに用意されたマイクは、こちらもYUIと同じくAudio-Technica ATS99だ。マイクスタンドにはピックの他、Jim Dunlop Acoustic Curved Trigger Capo (Gold)もセットされていた。
―マイクをお二人で揃えて同じ機種にしている理由を教えてください。
YUIYUKA:声の個性が違うので、別々のマイクでハモってみたこともあるのですが、声を重ねた時の「ハモりの超音波」が薄まってしまったので、ふたりの声がひとつに聴こえるように今では必ず同じマイクを使用するようにしています。
―ワイヤレスのハンドマイクと有線のマイクで異なる機種を使用している理由や経緯があれば教えてください。
YUIYUKA:有線のマイクを色々試しながら、RYTHEMの楽曲にはお互いの声の個性を消して溶け合えるようなマイクが合うと思い、研究を重ねています。
Audio technicaのATS99はそういった理由から今の一番のお気に入りです。
20周年ライブでは楽器を離れてファンの皆様の近くで歌いたい気持ちがあったので、有線の響きに近い歌声が作れるハンドマイクをPAさんと探していきました。
―公演を終えて、今振り返ってみて思い出される公演中の一場面はどんなことでしょうか?
YUKA:デビュー20周年ライブと言えど、私たちは一度解散をしていて10年間はお互いソロ活動が主でした。こんなにも長い年月離れていましたし、正直会場を決めた時は不安でいっぱいでした。だからこそ満員の会場を見た時に、こんなにも幸せな未来があったのかと…ステージに立った瞬間、込み上げてくるものがありました。解散も再始動もこの20年間を受け入れてくれて応援して下さる方がこの日のために全国から集まって下さったことに感謝の気持ちでいっぱいです。
―そのほかに当日の心に残るエピソードがあれば教えてください。
YUKA:今回のライブは、楽器を弾いたりハンドマイクになったり演出を交えたりと新しい届け方に挑戦しました。だからこそよりステージと客席との距離がぐっと近づけた気がして、歌声ひとつひとつ、MCの言葉ひとつひとつをみんなが噛み締めるように受け取ってくれていたのが手に取るように分かりました。笑ったり泣いたり一緒に歌ったり、会場が一つになったあの感覚は一生忘れません。
RYTHEM
結成20周年を迎えた"楽しさを運ぶ幸せのリズム便" RYTHEMがビルボードライブ横浜に初登場
RYTHEM ビルボードライブ横浜
2023/9/6(水)
1stステージ 開場16:30 開演17:30
2ndステージ 開場19:30 開演20:30
【出演】
RYTHEM
武部聡志(p)
福原将宜(g)
【リズムの森FC先行】
06/02(金)22:00~06/11(日)23:59
https://www.rythem.jp/rythemnomori-towa
【Club BBL会員先行】
2023/7/6(木)12:00正午より
http://www.billboard-live.com/membersarea/webres_yokohama.html
【一般予約受付開始】
2023/7/13(木)12:00正午より
チケット詳細はRYTHEM official HP infoへ
https://www.rythem.jp