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ライブは終盤へ。『ESCAPER』は、冒頭から熱情した世界へ気持ちをグイグイと引っ張り上げる、高陽したサビ歌始まりのエモーショナルな曲。衣装を脱ぎ捨てたLILLYが、沸き立つ熱情をすべて解き放つように、大きな動きを見せながら歌いあげる。とてもスケールあふれた豪快な楽曲だ。Little Lilithは、大きな轟音の唸りの中へ観客たちを呑み込むように歌い奏でていた。気持ちを掻きむしるように激情した声で歌うLILLYの歌を、YUKI、ERIKA、SHIORIの3人が、牙を剥きだした荒ぶる演奏に乗せ、フロア中の人たちの心の奥底にまで突き刺してゆく。祈りにも似たLILLYの歌声を、もっともっと胸の奥まで飲み込みたい。

最後に彼女たちは、これまで以上に激しく荒ぶるラウドな音を突きつけた。Little Lilithは『Gun Bullet』を武器に、フロア中の人たちの身体を激しく折り曲げてゆく。荒々しく挑発するメンバーたちの感情的な歌声や演奏を飲み込む勢いで、観客たちも拳を高く突き上げ続けていた。間奏では、メンバーとフロア中の人たちが一斉にヘドバンする姿も登場。感情を剥きだした生々しい気持ちを互いにぶつけあいながら、そこで生まれる興奮や高揚を、未来へ向け強く進む力に変えていた。フロア中から突き上がる無数の拳が、ここに描き出された熱狂を物語っていた。

アンコールでは、メンバーが、この日の想いをそれぞれに語っていた。「Little Lilith新体制になって３ヶ月、今は一人一人の力が必要」とSHIORIが語れば、「精力的に活動していくのでついてきてほしい。Little Lilithを大きくしていこう」とERIKAが仲間たちへ声をかけていた。YUKIは近況情報を伝え、最後にLILLYが「ここからわたしたちはどんどん突き進んでいきます」と力強く声を上げた。

ここで、この日のイベントに出演した82回目の終身刑より葉月・鈴原優美・てのひらえるを、MARKET SHOP STOREからはMAMEを迎え入れ、セッション演奏を行った。このメンバーで届けたのが、Little Lilithの『Smoky Refrain』。LILLYをリードに始まった歌は、葉月、MAMEと歌のバトンを繋ぎ、サビでは3人で声を合わせ、観客たちを煽るように歌っていた。3人とも、気持ちの内側から沸き立った熱情を、舞台の上で思いきり吐き出していた。3人が「さよならは特別じゃないことを教える」と想いを一つに歌声を重ねあった姿へ触れ、胸が熱く奮い立つ。彼女たちの熱いコラボレートに、心が震えていた。

今年の夏、Little Lilithは1stEP「Graffiti」を発売し、この作品を手に初の東名阪ツアーも同じく夏に行う。これからもLittle Lilithの動きに熱い視線を送ってもらいたい。

Photo by @sai_cho_823
TEXT：長澤智典

Vo.LILLY, Gt.ERIKA 使用楽器・機材紹介！

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Little Lilith

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ONE MAN LIVE「Dystopia」2024.8.17開催決定！

Little Lilith ONE MAN LIVE 「Dystopia」
日程：2024/08/17(sat)
会場：六本木unravel tokyo
OPEN/START 17:30/18:30
出演：Little Lilith
料金：ADV ¥4,500/DAY ¥5,000（+1D）

チケット等詳細はLittle Lilithオフィシャルサイトまで
https://littlelilith.com/live/cbc4d0a3-055e-4559-bd64-a08a8c59548d

New Digital Single 「Hollow」 2024.3.31 Available.

________「灰色の世界」で、ずっと。
2024年3月31日、待望の新曲「Hollow」DROP。

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「METALLION Vol.78」にLittle Lilithが巻頭掲載!

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