物語を創造するのが好きだったり、その先のまわりの世界を考えるのが好き

―新曲はアニメのタイアップで1話目から衝撃の展開でしたけどそれと同じくらい『わがまま』の冒頭のキラーワードも衝撃的でした。アニメがあっての曲作りだったと思いますが「君にだけわがままになっていく」を頭に持ってきたのは自然な流れでしたか?

そうですね、脚本を読んでこれだ!と思って。制作していたのがツアー中だったんですけど移動中に書いたり、ホテルで書いたりとか、基本は家で作っていたんですけどね。でも宿泊先のホテルでデモの歌録りしたのは初めてで。

―ホテルでレコーディングですか!?

デモですけど、ホテルで歌録りどうしようかと思って、隣の部屋に聴こえちゃうじゃないですか? でも中途半端な歌入れ出来ないから全力で歌いたいから布団被って歌って。寝転がって歌ってたりしたらiPadが顔に落ちてきたりして(笑)。いらぬ苦労をしてました。

―そんな中から出てきたワードだったんですね。

ですね。でもツアー中だったのもよかったなと、常に毎週末ライブでアウトプットしてる分、ライブしてると新曲の構想も常に浮かぶので、すんなり悩むことなく2曲とも出来上がりました。

―制作とライブとで頭の切り替えが難しかったりすることはないですか?

全然違いますよね。曲作るのは好きで楽しみながらできますけど、ライブはそこにプラス気持ちの持ち方とか自分に打ち勝たなきゃいけないものが大きいから、その分返ってくるものも大きいですけど自分のメンタリティとか考え方は違いますね。

―歌詞やメロディーを作るときは感覚的につくるんですか?それとも理詰めで作りますか?

感覚的ですね、あんまり理詰めな方ではないかも。でも今回の『わがまま』の歌詞に関しては人間性とか考えてあんまり個を断定されないようにしていて、今回でいうと夏生君の曲!みたいな捕らえ方だけにならないように。毎週、話は違うじゃないですか?エンディングで「君にだけ」ってワードが流れた時にその回の主役に当てはまるように、女性言葉だったり男言葉だったりに左右されないように振り切らないように書きました。

―表現したいワード、言葉選びをアニメや脚本を通して考えるのって難しそうですね。

逆にその方がやりやすいのかも。シンガーソングライターって「あなたの話でしょ?」っていう偏見があるじゃないですか、そう思われるのがめんどくさいなって思うときがあって筆が止まるときもあるんですけど。作品があればその作品の主人公達のために書けるものがあって、その中に自分の本心も入れながら。。世を忍ぶ仮の姿みたいな(笑)。

―ファン心理としては瀧川ありさの本心を気になる部分もあると思うし、どうしようもなく惹かれていく部分もあると思いますけど。

そうなんですけどね。「これはフィクションですか?ノンフィクションですか?」って質問もヤボだなと。タイアップだと作品が主役なので有り難いです。

―「物語を書く」作家みたいですよね。瀧川さんはそういう方に長けているのかな。

好きですね、物語を書くのが。デビュー前にそういう話があったんですよ。アニメーションがあってそこに曲と物語・脚本を書くって話があったんですけど、「七つの大罪」との出会いでそれは流れて。 脚本的に妄想しながら曲を書くのも楽しいですね。

―「脚本:瀧川ありさ」良いですね!

一人っ子なんで妄想を常にしながら過ごしてきたんで物語を創造するのが好きだったり、普段はそんなことで曲を作るんですけど、その先の世界というかまわりの世界を考えるのが好きでそういった世界をファンの人に話したりするんですけど。この曲の「きみ」とこの曲の「あの子」と「きみ」は繋がってるよとか話すとすごく興味を持ってもらえたりして、フィクションノンフィクションより、そういうところを興味を持ってくれると嬉しいなと。

―物語を作るのに影響を受けやすいコンテンツは?映画とか漫画とか。

ライブを観てるだけですごい浮かんできます!音だけでも違う脳で物語が浮かんできてバーっと家で書くこともありますし、むしろ映画とかはあんまり無いかも。後々、血肉になってることはあると思うんですけど。やっぱりアニメーションも大きいですね、ジブリ好きなので。そういうのを全て見た上での世界観があるかもしれないですね。

―そうやって書いている物語と前回の『東京』はすごくギャップがあって、『東京』は生っぽいというか。それがあったから今回のシングルに王道の「瀧川ありさ」らしさを感じるのかなと。

前がやりにくいってことは無かったんですけど『東京』はライブで再現できる音数とかにすごい制限をして作ったんですよ。生音だけで表現してストリングスとかも入れず。

だからそういう制限のなかの楽しさがあって、今回はストリングスが欲しくなってガッツリ入れてみたりして、「やっぱりいいわぁ」とはなりました(笑)。毎回毎回作品にタイアップや「制限」をかけてるのが楽しいタイプなので『東京』が「制限」無く自由にやったかというとそんなことは無くてコンセプトを決めてつくった感じです。ルール好きなんですよ私!昔から校則とか守るの好きで、めっちゃルール守りたいんです。

小学校の頃、私立だったんで筆箱とか黒いちゃんとした「私立!」みたいなのが決まってて、でもみんなキャラ物とか持ってて、先生も怒らなかったんですけど自分は6年間絶対黒い真面目な筆箱使ったり、髪は肩までの長さで絶対結びたい!みたいな。だからファンの方もすごいマナーがいいのかな、私に似てルール守ってくれてるのかも。

―ロックとは真逆のある意味行ききっててロックな感覚。でも今はルールが無いじゃないですか!

そうなんです!仕方がないのでマイルールは色々作ってます、生きる上で。

ドメカノだったらドメカノって世界感の中で作る。目いっぱいできることが嬉しい。 野原でわーっと動き回るより、フィールドがある所でグググって何かを押し上げている感じが気持ちよくて、だから作品と関われる事が嬉しいですね。

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「悲しみとか不安を削ぎたい」から音楽をやってるので

瀧川ありさ

ワンマンライブ2019「Altair」2019.4.6チケット一般発売開始! 昨年全国22か所を巡るアコースティックツアーも大盛況で終え、着実とファン層を拡大している瀧川ありさ。
そんな瀧川ありさの2019年初となるワンマンライブ”Altair”の開催が2019年5月6日に決定!4月6日よりチケット一般発売開始!
また、1月クールのアニメ「ドメスティックな彼女」EDテーマとなったシングル「わがまま」も好評発売中。
久しぶりのアニメタイアップともあり、注目度の高いシングルとなっている。


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