演奏楽曲・使用ギター紹介

※使用ギターについて

上記使用ギター表上の略称を【】内に記載しています。各対応は下記をご覧ください。

Char

JBST】…Fender Custom Shop Jeff Beck Stratocaster Master Built by Art Esparza

ウィルキンソン製のローラーナットが搭載されたカスタムショップ製のジェフ・ベックモデル。当時のマスタービルダー、アート・エスパーザの手による一本。2002年製。

STBur】…Fender Char Stratocaster Burgundy

Stratocaster誕生70周年となった2024年に新たに発売された日本製の最新Charシグネチャーモデル・ストラトキャスター。

松本孝弘

57LPGT】…1991年製 Gibson Les Paul Gold Top 1957 Reissue #1-5283

90年代にB’zのライブやレコーディングで活躍していた1991年製のゴールドトップ。57年モデルのレス・ポールをリイシューしたモデルだが、ピックアップの交換やリフィニッシュも施されているという。

LPOXB】…Gibson Custom Shop Jeff Beck 1954 Les Paul Oxblood #10

1970年代前半にジェフ・ベックが愛用していた暗く濃い赤色にリフィニッシュされた「Oxblood」レス・ポールをギブソン・カスタムショップが再現した50本限定のモデル。松本が入手した2019年頃にはレコーディングやライブでも愛用されていた。

布袋寅泰

ZNHM】&【ZNHMS】…Zodiac NEO Eternal Legacy HOTEI Model / HOTEI Model with Sustainer

長年布袋シグネチャーモデルの開発・製造を担ってきたZODIACWORKSが創業者、松﨑淳氏の急逝により閉業したことを受け、2024年7月に布袋自らが播木努氏をマスタービルダーに迎え創業したZodiac NEO製のHOTEIモデル。抽選による一般販売もされているZodiac NEO Eternal Legacy HOTEI Model(ピックアップはリア、フロント共に布袋専用のチューニングが施されたEMG-SAを搭載)の他、サスティナーを搭載しリアにハムバッカーピックアップ(Dimarzio DP155 The Tone Zone)、Wilkinson/Gotoh VS-100Nブリッジを搭載したモデルも多く使用されていた。

TLCTM】…1998年製 Fender Custom Shop 1960 Custom Telecaster Black #CN700620

1998年製のフェンダー・カスタムショップ製テレキャスター。『バンビーナ』のレコーディングやプロモーションビデオで使用されたことから「バンビーナキャスター」の愛称で呼ばれている1本。ZODIACWORKS製のネックに変更されていた時期もあったが、2022年に完成したFender “Telecaster King”の製作を開始した2018年にFender製のネックに再度変更された。


Jeff Beck ディスコグラフィー

ここでは、今回のライブで演奏されたジェフ・ベック楽曲が収録されたジェフ・ベックのアルバムを紹介していこう。

Truth

WPCR-80075/WPCR-15588

1968年リリース。第一期ジェフ・ベック・グループの1stアルバム。メンバーはロッド・スチュワート(ボーカル)、ロン・ウッド(ベース)、ミック・ウォーラー(ドラムス)。この日も演奏された『Beck’s Bolero』はラヴェルの『ボレロ』をベースにジミー・ペイジが提供した楽曲で、ベック、ペイジ(ギター)、ジョン・ポール・ジョーンズ(ベース)、キース・ムーン(ドラムス)というメンバーでレコーディングされている。

Beck-Ola

WPCR-80076/WPCR-15589

1969年リリース。第一期ジェフ・ベック・グループの2ndアルバム。ドラマーがトニー・ニューマンに交代、また前作のレコーディング時にはゲスト参加だったニッキー・ホプキンス(ピアノ/オルガン)が正式メンバーとして加入している。ライブで演奏された『Jailhouse Rock(監獄ロック)』は言わずと知れたエルヴィス・プレスリーのカバーだが、アルバム内のもう1曲のカバー曲『All Shook Up』も同じくプレスリーのナンバーだ。

Beck, Bogert & Appice

MHCP-585/ESCA-5227

1973年リリース。ジェフ・ベック・グループを解散したベックが、ティム・ボガート(ベース)、カーマイン・アピス(ドラムス)と共に結成したトリオの唯一の公式オリジナル・アルバム。アンコールで演奏された『Jeff’s Boogie』はヤードバーズ時代から演奏されてきた楽曲で、BBAの大阪厚生年金会館でのライブの模様を収録したBBA Live in Japan(1973年)にも収録されている。

Blow by Blow

MHCP-965/MHCP-588/ESCA-7863

1975年リリース。自身のソロ名義では初のアルバム。ジャズ・ロック(~後のクロスオーバー)に傾倒したギター・インストゥルメンタル・アルバムながら米ビルボードでは最高4位を記録した。この日のライブで松本孝弘によって演奏された名曲『Cause We’ve Ended As Lovers(邦題:哀しみの恋人たち)』はスティーヴィー・ワンダー作曲。なおこの曲は松本がソロアルバム『Rock’n Roll Standard Club』(1996年)でカバーしている。

Wired

MHCP-966/MHCP-589/ESCA-7864

1976年リリース。前作『Blow by Blow』と共にギター・インストゥルメンタル・フュージョンアルバムの名盤に称えられるソロ2作目。ベックはジャズ・クロスオーバーへの傾倒を深めながらもハードにロックした演奏も特筆。マハヴィシュヌ・オーケストラからドラマーのナラダ・マイケル・ウォルデンとキーボーディストのヤン・ハマーが参加しておりテクニックとテンションの高いアンサンブルも必聴。

There and Back

SIJP-1133/SICP-30772/MHCP-968/MHCP-591/ESCA-7767

1980年リリース。ソロ3枚目のスタジオアルバムで、ジャズ・ロック・インストゥルメンタル期の集大成的な作品。今回演奏された『Too Much To Lose』を含む3曲は前作に続きヤン・ハマーと共に製作されたが、その後キーボードはトニー・ハイマスに交代している。ドラムは当時ともにヨーロッパツアーを回ったサイモン・フィリップスが努め作曲面でもハイマスと共に大きく貢献している。

Flash

MHCP-969/MHCP-592/ESCA-5231

1985年リリース。久々の歌ものを中心としたアルバムで、ロッド・スチュワートと共演した名曲『People Get Ready』が収録されていることでも名高い。ナイル・ロジャースとアーサー・ベイカーが主にプロデュースしており、彼らの色が濃いダンス・ミュージック寄りのサウンドへ変貌している。2曲でベック本人、5曲では今回のライブに参加したジミー・ホールがボーカルを担当している。

Beckology

MHCP-750~MHCP-752/ESCA-7723~ESCA-7725

1991年リリース。日本リリースは翌92年。ヤードバーズ以前も含む初期キャリアからジェフ・ベック・グループ、ベック・ボガート&アピス、ソロキャリア初期からリリース当時の年代までを含む、未発表曲や未発表テイク、ライブ音源、ベスト的選曲のスタジオ・トラックなどを集めた3枚組コンピレーション。今回のライブで演奏された『Wild Thing』は1985年にUKでシングルとしてリリースされた楽曲。『Train Kept A-Rollin’』はヤードバーズのナンバー(カバー曲)でアルバム『Having a Rave Up with the Yardbirds』に収録されている。

Emotion and Commotion

WPCR-13816/WPCR-17650

2010年リリース。前作から約7年振りにリリースされた、通算14枚目にあたるスタジオアルバム。カバー曲やボーカル曲も多く収録されているのに加え、オーケストラと共演した楽曲も4曲収録、ジョン・ストーン、イメルダ・メイ、オリヴィア・セイフと3人の女性シンガーも参加しているなどバラエティに富んだ内容。今回選曲された『Hammerhead』はベックが敬愛するヤン・ハマーに捧げた楽曲。

LIVE+

WPCR-16491/WPCR-17653

2015年リリース。2014年のUSツアーの音源を収録したライブアルバムにスタジオ録音の新曲2曲を収録した1作。ライブ収録のバンドメンバーには今回のライブにJeff Beck Bandとして参加したロンダ・スミス(ベース)とジミー・ホール(ボーカル)も参加している。『Little Wing』は言わずと知れたジミ・ヘンドリックスのカバー。

A Tribute to Jeff Beck by Char with HOTEI and Tak Matsumoto

WOWOWでの放送&配信が決定!

2月11日に有明アリーナで一夜限り開催された本公演の模様がWOWOWオンデマンドにて配信中!

詳細はこちら
https://www.wowow.co.jp/music/jeffbeck/


ESP E-II Horizon Infinite MOGAMI
山野楽器Ginza Guitar Garden Digimart LOVEBITES
Ryoga Snare Weight DRUMSHOW
Dean Martin Ukulele Cannonball
Hofner Orange Valve Tester MkII Heritage
Orange Glenn Hughes MONO