松井咲子(Keyboard)

ここからは、ユニット・コーナーへ。『White Story』では、松井咲子(Keyboard)の演奏に乗せて、長谷川愛が晴れた明るい声で歌いあげる。冬を舞台にした曲ながら、まるで爽やかな夏の風を呼び起こす心地好さを与えてくれた。フロアから自然と手拍子が起きたのも納得だ。軽やかに弾む松井咲子の音色の上で、心地好く歌声を滑らせる長谷川愛の姿がとても愛らしい。2人のコラボレートに触れている間中、爽やかなひとときを味わえていた。

水月桃子、奥山汐理、野田真実(Chorus, Percussion)の3人(MSM)が、『Day by Day』をアコースティックverにアレンジして披露。奥山汐理のアコギの演奏を軸に、水月桃子が手にしたタンバリンを鳴らせば、野田真実はクラップで参加。メンバーみんな歌えることから、それぞれにヴォーカルを掛け合いながら楽曲を進行。3人の温かい歌声に、フロア中の人たちも手拍子を重ね、3人の歌声と演奏に心地好いリズムを加えていた。3人の美しいハーモニーに、胸の内を温かい風が吹いていくような感覚も覚えていた。

Sally×NOHANA×まゆこりん(Drums)の3人は、セッション演奏を披露。まゆこりんの叩くビートに、NOHANAが音を重ねれば、そこへSallyがメタル節の炸裂した音を描き加える。途中、ソロ回しも織り交ぜ、それぞれがソロプレイヤーとしての魅力や実力を見せつつ、3人の演奏を重ねあうことで生まれる重厚な演奏を披露。そこへ長谷川愛が加わり、ANMSで『Two Face』へ。シンプルな、でも、どっしりとしたロックナンバーがステージの上から襲いかかる。迫力ある演奏に、フロア中の人たちが右手を叩く掲げ、演奏に合わせて大きく身体を揺らしていた。沸き立つ感情を吐き出すように早口で歌う長谷川愛の気迫漲る歌も、印象強く響いていた。

まゆこりん(Drums)

後半のライブは、この場を激しくも華やかな場へ彩るように『蝶々』からスタート。フロア中の人たちが両手を高く掲げ、「Oi!Oi!」と声を荒らげだす。その様を見ながら、メンバーたちは妖艶さも抱いた楽曲を、雄々しさと妖しさを巧みに織り交ぜながら表現。気持ちは熱く騒ぎながらも、妖艶な歌声に気持ちがずっと惹きつけられる。メンバーらが拳を高く突き上げるたび、その姿へ思いを重ねるように、フロア中の人たちが、ときに声を荒らげ、拳を突き上げる。その一体感こそがライブ。さぁ、ここから互いに熱情というボリュームを上げながら、最後まで燃え続けようか。

Sallyの攻撃的なギターの音を合図に、『LiBERTY』が飛び出した。フロア中から上がる野太い声・拳・声。その熱を自分たちの懐へ取り込み、さらに熱情した歌声や演奏に膨らませて彼女たちは突きつける。間奏のギターソロで、Sallyがしっかりフロントに立ってアピールするところも見逃せないポイントだ。終始突き上がる拳と声。理性と現実がどんどん消えてゆく。それでこそ、熱狂という言葉の似合うライブだ。

野田真実(Chorus, Percussion)

LOCは最後に『WISH』を演奏。とても希望に満ちた華やかな、触れた人の気持ちを大空へ解き放つ楽曲だ。胸の内に渦巻いた黒いわだかまりも、この曲が打ち消してゆく。彼女たちの歌声や演奏に合わせて「Oi!Oi!」と叫ぶたびに、心が晴れ渡る。それを感じるたび、突き上げた拳を、もっともっと天高く突き上げたい気持ちに駆られていた。

アンコール!

LOC

2024.08.10 Release First Album「声」

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