2019.4.6 BREAKERZ@EX THEATER ROPPONGI
“BREAKERZ LIVE 2019 ~平成最後のDAIGO’s BIRTHDAY~”

ライブレポート

元号改正を目前に控えた4月6日(土)、EX THEATER ROPPONGIにて《BREAKERZ LIVE 2019 ~平成最後のDAIGO’s BIRTHDAY~》が開催された。タイトル通り、この日は4月8日に41才の誕生日を迎えたDAIGO(Vo)のバースデーライブ。定番曲、懐かしのナンバー、メドレー、新曲など幅広く披露して、BREAKERZの平成の歩みと新時代“令和”への決意が垣間見えた一夜となった。

SEが鳴り響くと観客は自然とクラップをはじめ、早くも会場がひとつになっていく。まずはサポートメンバーのMatsu、MAKOTOに続いて、SHINPEI(Gt)・AKIHIDE(Gt)が順に登場。そして最後にDAIGOが、あの“平成”と書かれた額縁のレプリカを掲げながら現れる。ご存じの通り、平成が幕を開けた1989年の総理大臣はDAIGOの祖父・竹下登氏。平成を背負ったライブという、DAIGOにしかできない演出だ。

ライブは『激情』でスタート。AKIHIDEとSHINPEIのツインギターやDAIGOの情熱的なパフォーマンスにより、フロアの熱は急上昇。続く『NO SEX NO LIFE』では観客が飛び跳ね、会場を揺らしていた。

演奏が終わると、黄色い歓声と野太い声援が飛び交う。BREAKERZの久しぶりのライブということで、男女問わず多くのファンがこの日のライブを楽しみにしていたのだろう。観客の昂りを感じる。

「今日はDAIGO’s BIRTHDAYということで、俺がやりたいことを全部やらせてもらいます。正直、“平成”をバックにライブをできるのは俺たちBREAKERZだけだと思っています(笑)。みんなも平成に感謝の気持ちを込めながら、思い切り楽しんで、次の時代に一緒に進んでいけたらと思います。今日は最後まで思い切り盛り上がっていこう! 最高のパーティーにしようぜ!」そんなDAIGOの宣言により、フロアはさらにヒートアップしていく。

次のセクションでは、定番曲を連投。『SUMMER PARTY』では〈もういい年なのになんて言わないでね〉という歌詞を〈もう41なのになんて言わないでね〉とアレンジする場面も。

『絶対!I LOVE YOU』ではSHINPEIの力強いバッキングギターに乗せて、観客が振り付けをしながら盛り上がる。『Daydreamer』『CLIMBER×CLIMBER』ではAKIHIDEとSHINPEIのギターの掛け合いでも魅了した。

メンバー紹介では、24の資格を持つ“暮らしに役立つギタリスト” SHINPEIが「炊事・洗濯・ロックンロール!!!!!」と大声で叫んだり、AKIHIDEはDAIGOと出会った頃のことや、平成の思い出について振り返った。

続いてのセクションは、懐かしの曲シリーズ。BREAKERZとして初めて発表した楽曲『THE TRAIN’S GONE…』を筆頭に、1stアルバム『BREAKERZ』と2ndアルバム『CRASH & BUILD』の楽曲を披露。

DAIGOは「平成のBREAKERZは本当にいろいろな方にお世話になりました」と述べると、2019年に連載25周年を迎える『名探偵コナン』について言及。BREAKERZがアニメのテーマ曲を幾度も担当したこの作品は、まさに彼らの平成の軌跡を語るに欠かせない存在だ。そこで、25周年のお祝いと感謝の思いを込めて『名探偵コナン』のテーマ曲8曲をメドレーで披露。これはバンド初の試みとなる。

DAIGOの「真実は、いつもひとつ!」というアニメ『名探偵コナン』の名台詞を引用したコールを皮切りに、『Everlasting Luv』でメドレーが始まる。ロックチューンもあれば、温かく壮大なナンバー、和メロで魅了する楽曲、エレクトロサウンドを取り入れた曲もあり、バラエティ豊かな楽曲群で魅了。曲が次々と移り変わる中でも、その曲ごとの世界観をしっかりと描き出す。メドレーのあとは間髪いれずに『初恋トランポリン』へ。メンバーと観客がお互いに高め合い、会場の熱量は増すばかりだ。

「ここからもっとブチ上がっていくぞ!」「来い来い!」とDAIGOはさらに観客を煽り、本編は後半戦へ……と、思いきや、次の瞬間SHINPEIが『ハッピーバースデー』をギターで奏でる。そこにAKIHIDEのギターと観客の歌声が重なり、DAIGOを盛大にお祝い。思わぬサプライズにDAIGOは「今回もケーキが出でくるかなとか期待していたけど、完全に忘れてました。“来い来い!”って言ったらケーキが来た(笑)」と嬉しそうな表情を見せる。メンバーもサプライズの成功に満面の笑みを浮かべていた。

「BREAKERZのボーカリストDAIGOとして健康第一にしっかり頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします!」と41歳の抱負を語ると、改めて観客を煽って『D×D×D』へ。AKIHIDEの官能的なサウンドとSHINPEIのタイトなプレイ、そしてDAIGOの甘い歌声が艶やかな音像を作りだす『REAL LOVE』、タオル回しでパフォーマンスの勢いを加速させる『灼熱』と、キラーチューンを連投。本編の最後は『DESTROY CRASHER』。重厚なギターサウンドとDAIGOの激しい煽りに呼応して、フロアにはヘッドバンギングの嵐が怒り、最高潮の熱気で締めくくった。

アンコールではスクリーンが現れて、「ついに今宵ベールを脱ぐD.A.S」という文言が浮かび上がる。すると、「It’s show time」の文字と共にダンサー4人を引き連れたDAIGO・AKIHIDE・SHINPEIが登場。突如現れたダンス&ボーカルユニット“D.A.S(Destiny Against Sorrow)”に観客は大興奮。キレのあるダンスや息の合ったパフォーマンスで魅了したが…曲が終わると、再び現れたスクリーンに「本日解散」の文字が。わずか4分の活動ながら、強烈なインパクトを残した。

D.A.Sの活動について「(BREAKERZが)結成して12年だし、いろんな楽しませ方があってもいいのかなって」と語るDAIGO。変化に対して貪欲で、観客を楽しませるために徹底したエンターテインメント性を追求する姿勢こそ、ファンが彼らの虜になっている所以なのだろう。

さらにDAIGOは改めて平成という時代について振り返り、自身が抱いた葛藤や新時代への想いを吐露。

「みんなのおかげでいろんな出会いがあって、夢を叶えさせてもらって、BREAKERZとして活動できていることはすごく大事な思い出です。おじいちゃんが元総理大臣だったことで、悩んだこともありました。自分はロックをやっていて、おじいちゃんは政治家で、相反するものだったりもするし。ロックバンドとしていろんな人に知ってもらえるようにがむしゃらに突き進んできましたけども、こうやって平成最後のライブができることを嬉しく思います。いいことも悪いことも、悲しいことも楽しいことも、いろんなことがあった平成だったと思います。平成の出来事や思い出を全部次の時代に連れて行って、みんなで一緒に新しい時代を共に歩んでいきたい。そういう想いをBREAKERZは持っています。そしてこの想いを、今日はBREAKERZ平成最後の新曲として作ってきました。平成という時代に出会えたみんなにこの曲を捧げます」

そして、温かなサウンドと希望を感じるバラード曲『新しい世界へ 新しい時代へ』を力強く演奏する。

また、AKIHIDEとSHINPEIも平成という時代について振り返る。

「平成はいろんなことがありました。でも、音楽を始めて、このメンバーと出会って、ここにいるみなさんと今日まで生きて来られた。これに勝る幸せはないと思っています。いい時代でした!」(SHINPEI)

「どの時代も、どんな人にも、いろんなことがあると思うんです。“激動の平成”と言いますけど、きっと“激動の令和”にもなると思う。それでもこうして同じ時代を一緒に過ごせること、メンバーが一緒にいて、サポートメンバーやスタッフ、そしてみなさんがいて、こういう空間を一緒に作れること。これが何よりの宝物で、これがあればどんな時代もきっと生きていけるんじゃないかなと思います。僕らはみんなにとってそういう存在でありたいし、僕らにとってもみんなはそういう存在です。これからも一緒に歩んで行けたら嬉しいです」(AKIHIDE)

ライブの終わりを惜しむように、そして平成に思いを馳せるように、メンバーやファンへの感謝を述べるDAIGO。

「平成最後のバースデーをみんなに祝っていただいて、最高の思い出を作ることができました。平成は日本としてもつらいことや大変なことがたくさんありました。それでも、こうやって力を合わせて頑張っていこうという人間の絆を感じることができた時代でもあると思います。個人的には、総理大臣の孫という肩書がなければバラエティに出ることができなかったかもしれないし、ある意味おじいちゃんのバーターとしてバラエティに出始めて。それを快く“いいじゃん”って言ってくれたAKI様とシンピーに、改めて感謝しています。これからもBREAKERZのボーカルとして、いいライブを、いい歌を届けていきたいと思います。少しでも長く活動できるように、健康に気を遣って歌い続けたいです。俺たちのライブに来たらみんなが元気になる。そんなライブをこれからもやり続けていくことをここに誓います」(DAIGO)

新時代、そして41歳に向けての決意を言葉にすると、最後は『WE ARE』を演奏。DAIGOの歌声が高らかと響き渡り、AKIHIDEとSHINPEIのギタープレイが観客の心を揺さぶり、フロアには大合唱が起こる。新時代に向けて会場の心がひとつになって、ライブは大団円を迎えた。

名残惜しそうにステージを後にしたDAIGOは、影アナで「RJA。“令和”の“時代”も“愛してる”」と彼なりの挨拶で締めくくった。

終演後には、20枚目のシングルを今夏にリリースすること、7月28日にOTODAMA SEA STUDIOにて《灼熱のREAL SUMMER PARTY 2019》を開催すること、9月にツアーを開催することが発表。

怒涛の勢いで平成を駆け抜けたBREAKERZだが、“令和”という新しい時代に向けて、その勢いはますます加速しそうだ。

取材・文:神保未来
ライブ撮影:達川範一(Being)
機材撮影:小野寺将也

BREAKERZ

BREAKERZ 平成最後のInformation! 記念すべき20枚目のニューシングルが今夏リリース決定!
2019年7月28日(日)OTODAMA SEA STUDIO(三浦海岸)にてBREAKERZデビュー12周年記念イベント、「灼熱のREAL SUMMER PARTY 2019」開催決定!
そして9月にはBREAKERZライブツアー決定! 2019年9月16日(月・祝)札幌ペニーレーン、2019年9月22日(日)SHIBUYA O-EAST、2019年9月23日(月・祝)名古屋 ReNY limited、2019年9月28日(土)大阪・バナナホール、2019年9月29日(日)福岡 Be-1にて開催。
また、5月11日(土)渋谷WWWにて「BREAKERZ LIVE 2019 〜筋肉崩壊祭り SHINPEI’s BIRTHDAY〜」(SOLD OUT)、7月5日(金)EX THEATER ROPPONGIにて「BREAKERZ LIVE 2019 ~くつろぎのMilky Way AKIHIDE’s BIRTHDAY~」も開催!


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