猪居亜美 使用楽器・機材紹介
Mark Usherovich Double Top Model 648mm
マーク・ウシェロヴィッチのダブルトップモデル。コンサートレポートにも記載の通り、猪居はこれまでもマーク・ウシェロヴィッチのギターをメインで使用していたが、今回は完成したばかりの新作。これまで使っているトラディショナルモデルよりも音量がアップしており、その一方で楽器のテンション感は柔らかい感触とのことだ。
【仕様】
トップ：スプルースに内部ウッドコアを入れたダブルトップ
横裏板：インディアンローズウッド
指板：縞模様のエボニー
ヘッド裏にはD’Addario Micro Headstock Tuner PW-CT-12が取り付けられている。本来はクリップでヘッドを挟む形で取り付けるものだが、クリップ部を外して接着されている。
「ギターに挟む部分を取り外し、粘土タイプの接着剤で貼り付けております。結構ギタリスト皆さん同じ方法でチューナーをつけていらっしゃって、私も先輩方から教わりました。
また、一応絶対音感持ちなのですが、合わせ物などでは人によって440、442（Hz）など基準が変わることもあり、すぐに対応できるようチューナーを常備しています。
その習慣から、ソロでも基準の音はチューナーである程度合わせてから、耳で微調整するようにしています」（猪居）
マーク・ウシェロヴィッチは、1975年生まれ。ロシアに生まれ、2004年からイスラエルで独学でギター製作を開始。2008年から2010年まではアメリカのテキサスでトム・ブラックシェアーにギター製作を師事。その後、カナダのウォータールーに移住して現在も同地で製作活動を行っている。
マーク・ウシェロヴィッチの製作するギターは、猪居がコンサートや、CDのレコーディングでもメインギターとして使用してきた。
裏板のブレーシング等に独自の工夫が見られ、豊かな音量とレスポンスの良さは、コンサート活動、コンクールなどでも威力を発揮する楽器と言える。
ギターケースはVisesnut Premium (Winter White)。Visesnut（ヴィセスナット ）はタイ発の高級楽器ケースブランドで、世界初のアジャスタブルサポートベルトを装備した高品質ギターケースに定評がある。猪居のケースは今回のコンサートで楽曲が演奏されたバンドを含む国内外のロック/メタルバンドのステッカーをはじめ、エフェクトペダルブランドのものやSAVAREZ弦のものなど多くのステッカーが貼られている。
足台はOHASHI FT-2Aを使用。オオハシ産業株式会社による足台。同社は譜面台や楽器スタンド、足台等の楽器・音響機器関連商品を製造販売していたが、現在は廃業しているため入手が困難なモデルだ。
撮影：小野寺将也
猪居亜美
猪居亜美 CLASSIC×ROCK 2025 —Bach×Yngwie 開催決定！
【東京】
2025年4月19日(土)14:00開演
Hakuju Hall
【大阪】
2025年6月1日(日)14:00開演
ザ・フェニックスホール
○チケットぴあ：https://w.pia.jp/t/ami-inoi/
○ローソンチケット：https://l-tike.com/ami-inoi/
○イープラス：https://eplus.jp/ami-inoi/
猪居亜美『My Immortal』Now On Sale!!
自らのルーツを辿る ロック・カバー・アルバム
クラシックギタリストとしての地平に身を置きつつ、ロックをルーツのひとつとする猪居亜美。
世界的ギタリストのマーティ・フリードマンとの共演や「CLASSIC×ROCK」と題したコンサートシリーズの開催、クラシック専門誌「音楽の友」での「猪居亜美のGuitar’s CROSS ROAD」連載など、ボーダレスな活動を展開する猪居による、待望のロック・カバー・アルバムの登場です。
猪居自身のチョイスによる、いずれも美音とこだわりが光る珠玉の10曲を収録。本人書き下ろしの解説と合わせてお楽しみください！
発売日：2024年4月10日
商品番号：FOCD9904 POS：4988065099046
[収録曲]
Sweet Child O' Mine（Guns N' Roses）
Lithium（Evanescence）
My Immortal（Evanescence）
Endless Rain（X Japan）
雨のオーケストラ（MUCC）
紅（X Japan）
Goodbye to Romance（Ozzy Osbourne）
Dee（Randy Rhoads）
Master of Puppets（Metallica）
Numb（Linkin Park）
https://fontec1971.thebase.in/items/84114635
